A まずその連絡が入った時に、すぐに「食中毒である」または「会場に責任がある」という断定に基づいた対応をすることは控えたほうがよいと考えます。第一報が入った場合には、まずは「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」とまでは謝罪しても、「原因究明に全力を尽くします」という姿勢を示すにとどめ、直ちに保健所に報告をするべきです。 といいますのも、それら体調不良がまだ会場側の責任なのかはっきりしない中で、あまり断定的に責任を認めてしまうのは過大な責任を負うことにつながりかねないからです。 今回の事例においては100名の参列のうち症状が出たのは10名と一部ですし、場合によってはこの10名が自ら持ち込んだ料飲を口にしていたとか、披露宴が終わった後の二次会で別の店で食事をしていたとか、可能性はいろいろと考えられます。 保健所の検査により自社会場での「食中毒だ」と断定されれば徹頭徹尾謝罪をするほかないのですが、第一報の段階で勝手に断定して「謝り過ぎない」こともとても大切な対応だと考えます。