【この記事は、2020年2月21日現在の状況です。】
Q6.既に開催された披露宴について、開催の翌日に厨房の料理人、そして後日に出席者に新型コロナウイルス感染者が出ました。感染した出席者はその料理人が調理した食事を召し上がっていました。 会場として参列者から責任を問われた場合、法的はどのように考えればよいのでしょうか? A6.法的には、「参列者の感染の原因が調理した料理人にある」と因果関係(Q5参照)が認められた場合には、会場側は責任を負うことになります。 ただし、食中毒の場合と比べると、新型コロナウイルスの感染の過程を断定するのは、現段階では非常に困難と思われ、単に料理人が感染していたという事実だけですべて会場側の責任と認められるかについては微妙なところではないかと考えます。 (監修:BRIGHT 増渕勇一郎弁護士)