新型コロナウィルス感染者が出席者の中から現れた場合

【この記事は、2020年2月21日現在の状況です。】

Q5.既に開催された披露宴について、出席者の中から複数の新型コロナウイルス感染者が現れました。 会場でサービスに従事していたスタッフからは一切感染者は出ていません。会場として法的に責任を問われることはありますか? A5.大前提として、法的には「原因」と「結果」の関係(因果関係)が証明されない限り責任は発生しません。 そしてこの因果関係の有無は、様々な事実を考慮して判断されます。

ご質問の場合、感染した出席者は本当にお気の毒ですが、スタッフが感染していない以上、披露宴とは別の機会で感染したことも十分に考えられます。 このように「会場側の落ち度があって、それが原因で感染した」という事実がはっきりと認められなければ、法的な責任は負わなくてよいこととなります。 なお、令和2年2月20日には厚生労働省がメッセージ対策指針を発表していますので、 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00002.html 会場がこの内容に従い、手洗いの推奨やアルコール消毒薬の設置など「感染を防止するための措置」を最大限講じるなどの事情があれば、責任を問われる可能性はより低くなると言えます。

(監修:BRIGHT 増渕勇一郎弁護士)