「社内規程の作り方」  〜3.基本の規程「組織管理、職務分掌、職務権限」〜


第三回は、基本の規程「組織管理、職務分掌、職務権限」というテーマでお送りいたします。

前回、最も重要な規程ということで、定款について解説させていただきました。

今回はその次に大事といっても過言ではない、組織運営に必須の3つの規程について解説していきます。

①組織管理規程

ざっくり言うと、組織の単位(本部、部、課など)や責任者を定めた規程です。

一般的には、一番上に株主総会があり、その下に取締役会があり、その下に社長がいます。その下にいくつかの本部があり、その下にいくつかの部があり、さらにその下にいくつかの課があります。

そして、それぞれの組織に、本部長、部長、課長などの責任者を置きます。

それらの組織の単位を整理して、図にしたものが組織図です。

新しい店舗を出したり、閉店したり、新しい事業を開始して部署が増えたりすると組織図を変更する必要があります。

組織図は、会社組織を理解する上で非常に重要なものですので、よく理解しておきましょう。

②職務分掌規程

ざっくり言うと、どの組織がどの業務を担当するか、役割分担を定めた規程です。

①の組織管理規程で定めた組織単位、組織図に基づいて、部署ごとの担当業務を定めます。例えば、経理部であれば会社の経理に関する業務、営業店舗であれば営業に関する業務、広告宣伝部であれば広告に関する業務というような具合で定めます。会社が事業を行う上で発生する業務をもれなくリスト化した上で、各業務を各組織に振り分け整理したものです。ですので、会社が新しい事業を始めたりすると、組織が増え、それに伴い業務が増えて、職務分掌規程も改定する必要が出てきます。

③職務権限規程

ざっくり言うと、どの役職の人が、どういう権限を持っているかを定めた規程です。

例えば、物を買う行為についての権限であれば、

10万円までならマネージャー

100万円までなら部長

1000万円までなら本部長

5000万円までなら社長で、

5000万円を超えるものは取締役会

といったように段階をつけて定められますし、

一方で、新規事業の開始に関する決定は常に社長決裁というように定められることもあります。

会社で物事を進めるためには、職務権限に則って決裁を得て進める必要がありますので、よく理解しておきましょう。

以上、組織運営に必須の基本規程3つについて解説させていただきました。

いかがだったでしょうか。

3ついず

れも、会社が事業を行う上で非常に重要な基本規程です。

ベースとなる形はあるものの、会社の規模や事業の内容によって、カスタマイズする必要があります。