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(1)『カスハラ実態調査』の【途中経過】から見えてきたものとは?
事業者に対して顧客が「過剰な要求」をしたり「言いがかり」をつけて事業者に対して不当な圧力をかける「カスタマーハラスメント(略して「カスハラ」)」が社会問題化し、国が企業にその対策を義務付ける方針を示している中で、BRIGHTでは8月15日から25日までの期間で『ブライダル業界におけるカスハラ実態調査』を実施しています。
お陰様で開始と同時に想定を超える数の回答をいただいているのですが、その中で私が最も深刻に受け止めている一部の【途中経過】を共有いたします。
Q カスハラによって自分自身または周囲のスタッフに深刻な事象(心身の不調、休職、退職等)が生じた例を体験または見聞きしたことがありますか?
こちらの問いに対する現時点での回答が下記の通りです。
何度もある 13%
複数回はある 44%
1回はある 10%
ない 25%
その他 8%
実に約7割の方が、カスハラによって自らや仲間に心身の不調等の事象が生じることを「体験または見聞き」しているという結果でした。
BRIGHTがこのたび「カスハラ対策」についての取り組みを本格化させているモチベーションの源が、まさにこれなのです。この実態なのです。
最近BRIGHTが「カスハラ対策」と並んで呼びかけをしている「フリーランス保護法対応」と、その必要性の根源は『ともに働く仲間を大事にする姿勢』という点で同一だと思っています。
「カスハラ対策」については、せっかくブライダルという世界に飛び込んできて、ともに働く機会を得た仲間が、不当なカスハラによって時にこの世界から去ることになる不条理、これをなんとかしたいというのがBRIGHTの切なる願いですし、厚労省を中心に国が対策に乗り出す中、今こそ健全化に向けての取り組みを開始すべき時がきたと認識しています。
『ブライダル業界におけるカスハラ実態調査』では、この問い以外にもこうした現場の生の声を集めていますので、まだご参加されていない方は是非下記URLよりご協力をお願いいたします。所要時間は2~3分です。
実施時期:2024年8月15日(木)~25日(日) ※あと3日!
また、もうひとつ注目の途中経過を紹介します。
Q 回答者自身あるいは自身の勤務先において「カスハラが生じた際の対応方針」は確立されていますか?
こちらの問いに対する現時点での回答が下記の通りです。
明確な方針がある 6%
ある程度はある 19%
方針はない 63%
その他 12%
実に6割超の事業者がカスハラに直面した際の対応方針が未整備であるという結果です。
そこでBRIGHTでは、法的な考え方はもちろん、厚生労働省が示した「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」の内容を踏まえて
★事業者は今どこまでカスハラに備えればよいのか?
★どこまでが通常のクレームでどこからがカスハラなのか?
★カスハラに直面した際にどうすればよいのか?
を解説するオンラインセミナーを9月5日に開催いたします。
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