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Q. 婚礼の支払い方法で「クレジットカード利用不可」に対して、お客様から「なぜクレジットカードの利用ができないのか?」と質問された場合に、スタッフが上手く説明ができません。どのように回答したらよいでしょうか。

A.クレジットカード払いをお受けするかどうかは「契約自由の原則」の範疇であると考えます。

「契約自由の原則」とは、民間人や民間事業者同士の契約の内容は、法律に反しない限りは全く自由に決めてよいですよ、という大原則です。


たとえば「挙式は人前式のみの取り扱いで、キリスト教式はお断りします」とか「お支払いは施行日の何日前までに支払ってください」とか、クレジットカード以外にも事業者は任意に契約内容を決定しておりますが、これらはすべて「契約自由の原則」の範疇において決定されたものであって、顧客側には「嫌なら契約しない」という選択肢が与えられていますので、なにも問題がないのです。


したがって「なぜクレジットカードでの支払いができないのか?」という問いに対しての

第一弾の法的な回答としては「当社ではそのような運用にしていて、それはすべてのお客様一律にお願いしているからです」でOKです。


その上で「ではなぜそのようなルールなのか?」とそのルールを決めた『理由』を尋ねられた場合には「手数料が取られてしまうから」などと生々しい回答をしてもよいですが(どういう『理由』を説明するかは事業者判断です。)、そもそも法的には回答義務はないので「それはお答えできません」でも批判される筋合いはないと考えます。

また、契約前に尋ねられた場合はともかく、契約した後になって「クレジットカードで支払いたい!」「なぜダメなのか!」と言われた場合には「ご契約の内容として明記してありましたので今になって言われても困ります」「契約通りのお支払い方法でお願いします」と毅然とお断りして構わないと思います。




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