◆緊急事態宣言下における新郎新婦のご質問に対する回答例◆
カテゴリー :酒類提供制限
該当する施設:緊急事態宣言対象施設
Q.どうしても納得できないです。私たちの披露宴では、要請を無視して酒類を提供して欲しいです。
酒類提供を控えることは会場としても全く本意ではありませんが、特措法に基づく正式な要請として
酒類の提供停止を求められておりますので、それを無視して酒類を提供するのは「違法行為」と
同じようなことと考えており、企業としてどうしても応じられません。
また、仮におふたりの披露宴で要請を無視して酒類を提供した場合に、もし参列者から
「お酒を提供してはいけないはずでは?」と指摘を受けた際には「新郎新婦からの強い要望でお出ししています」と
回答せざるを得なくなりますが、そうしたやりとりはおふたりの門出を祝す場においては相応しくなく、なんとしても避
けたいと考えております。
そうした観点も踏まえて、何卒ご理解を賜りたくお願い申し上げます。
【法的側面からの解説】
ポイントは会場側の意図に反してやむを得ず従うものであることをきちんと理解してもらうことです。
イメージでいうと、台風の接近等で行政から避難勧告が出されているようなもので、会場の意向とは関係ない次元での問題であること、またそれを無視した場合の「参列者の反応」にも思いをはせる必要があることなどを伝え、理解を求めていくことになるかと考え、例示いたしました。ご参考になれば幸いです。
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