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BRIGHT NEWS vol.118 「マスク着用は3/13から個人の判断」政府の判断にブライダルの現場はどうする?

【この記事は2023年2月17日現在のものです】


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【目次】

TOPICS (1)「お客様、当館のルールとして・・・」法的にどこまで言える?

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TOPICS

(1) 「お客様、当館のルールとして・・・」法的にどこまで言える? 政府が3月13日以降はマスク着用を「個人の判断に委ねる」という方針を示しました。 これを受けて「婚礼現場はどうする?」「接客時は?」「社内では?」と、ブライダル業界内がざわついています そこでBRIGHTでは、各事業者様のご判断の参考にしていただこうと、下記の『緊急アンケート』を実施することといたしました。 26日(日)まで受け付けておりますので「3月13日からマスクどうする?」という疑問について是非ご意見をお聞かせください。なお「現時点では決定していない」という回答でも貴重な情報ですので、まずはクリックしてみてください。 *ご回答いただいた皆様には集計がまとまり次第結果をご報告いたします。 *ご回答いただいた結果は、BRIGHTが主催するセミナーや発行するメルマガ等で一部活用する場合がありますが、ご回答者の会社名や氏名は一切開示されることはありません *「with BRIGHT顧問サービス」をご利用の皆様にはアンケート回答の有無にかかわらず結果を共有いたします(ただ、是非ともご協力を!)。


ご回答はこちらからお願いいたします。↓ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdyC8VgX9Udxs7Au6j2r9j5ld1ytA4KbLWKOdxY3cTRgIt5sw/viewform?usp=sf_link 「同業他社の動向」についてはこのアンケート結果に委ねるとして、ご質問として多いのが 「マスク着用についてルールを設定しても、それに従ってくれない参列者がいるかもしれない」 「そういう方にどこまで協力をお願いすることができるのでしょう?」 というものです。 実際に、飛行機の乗客がマスク着用を拒否するなどして離陸が遅れた、搭乗を拒否された、なんてニュースが出てましたよね。 法的な観点から言えば、事前に締結した「契約」において(「契約」内容が規定された婚礼規約の中で)「マスクの取扱いはこうします」という条項が含まれていれば、それを根拠に「契約の通りですのでご協力をお願いします」と(強めに)依頼することが可能です。 ただし、基本的にこれは契約をした本人に対してしか拘束力が生じません 参列者全員と予め契約することは不可能なので、その点で完璧とはいえません。 では、予め合意を得ることが困難な参列者に対してルール遵守をお願いする法的根拠はあるのでしょうか? 答えは、あります。 それが『施設管理権』と呼ばれる権利です。 施設を所有または管理する者は、その施設の利用方法について一定のルールを設定し、利用者に遵守を求めることができ、どうしても従ってもらえない人に対しては、入館拒否や退館させることもできる権利があるとされています。 これって意外と身近にも見られまして、たとえば、 建物の一角に「関係者以外立ち入り禁止」とロープが張ってある。 高級レストランに「サンダル履き禁止」などのドレスコードが設定されている。 入浴施設入口に「刺青のある方の利用禁止」と張り紙がある。 などが、この『施設管理権』に基づいた取り組みの一例と言えます。 (なお、どんなルールでも認められるわけではなく、合理的な根拠のない差別を誘発する内容や公序良俗に反する内容は法的な効力が認められない場合もあります。) ホテル・式場として「マスク着用についてはこうする」という方針を定めたのであれば、WEB等にそれを開示した上で、従わない利用者に対しても「ご協力ください」とお願いしていくことは、上記の法的根拠により可能です。お困りの事業者さんは今後の参考にしてみてください。

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