2023年1月19日Q.新郎新婦の不注意により、衣裳が破損・汚損し、衣裳が再起不能になった場合、レンタル価格同等の金額を請求してもよいでしょうか?基準があれば知りたいです。A.法律の原則としては、利用者の責に帰すべき事由により衣裳が破損・汚損した場合には、 利用者は貴社に対して損害賠償義務を負います(民法415条)。 その賠償金額は「相当因果関係が認められる範囲」とされており、修理代があれば修理代、...
2023年1月14日Q.キャンセル時に預かり済みの金銭から解約料を控除した残金を「ご返金」する場合、振込手数料はお客様にご負担いただいても問題ないでしょうか?A.振込に際しての手数料については、民法485条に 『弁済の費用について別段の意思表示がないときは、その費用は、債務者の負担とする。 ただし、債権者が住所の移転その他の行為によって弁済の費用を増加させたときは、 その増加額は、債権者の負担とする。』...
2023年1月10日BRIGHT NEWS vol.116 「卒花さんの声」に要注意!『景表法』でステマ規制の動き【この記事は2023年1月11日現在のものです】 ************************************************************* 【目次】 TOPICS (1)「卒花の声」が違法に?ステマ規制とは何?...
2023年1月9日勘違いしやすい!?「バスやタクシーを手配する場合、顧客から金銭を一旦、預かるのは違法となります。」例えば、 ① 新幹線のチケットや飛行機の搭乗券を代理手配 ② 宿泊先ホテルの代理予約 ③ 施設周辺の観光地周遊ツアーの企画・実施等 旅行業法では、上記を「報酬を得て」実施するには 『旅行業』登録を得ればならない、とされています。...
2022年12月25日『債務不履行』(民法第415条)という考え方と『損害賠償の範囲』(民法第416条)について1.テーマ 『債務不履行』(民法第415条)という考え方と『損害賠償の範囲』(民法第416条)について取り上げます。ブライダル業界をはじめサービス業には宿命的に付きまとう、「クレーム対応」の際に知っておくととても役に立つので是非ご参考になさってください。...
2022年12月23日「参列者」や「歩行者」などに損害を与えてしまった場合の『不法行為責任』について解説します!1.テーマ 何らかの行為により(または適切な行為をしなかったことにより)他人に損害を与えてしまった場合には、原則として損害を与えた者は損害を賠償する責任を負います。この責任には『債務不履行責任』と『不法行為責任』とがあり、前者は「新郎新婦と会場」のように契約関係の存在を前提...
2022年12月2日Q.「延長料金を請求できるか?」のジャッジに迷っています。アドバイスをお願いします。Q.フリープランナーです。 会場側のミスが発生したことによって お料理をご提供するために時間を要してしまい1時間延長となってしまいました。 このような場合において、 ① 新郎新婦から直接受注している場合において、 新郎新婦に対して延長料を請求できるのか?...
2022年11月24日Q.物価上昇等により、成約済みのお客様に対して、サービスや商品代金の値上げを検討しています。例えば、写真アルバム代や料理代などを値上げしても問題ないでしょうか。Q.物価上昇等により、成約済みのお客様に対して、サービスや商品代金の値上げを検討しています。成約済みのお客様に対して、例えば、写真アルバム代や料理代などを値上げする場合、注意すべきことはありますか?利用規約や、見積書などには「価格変更の可能性がある」ことについては記載してお...
2022年11月24日Q.SNS発信がされる時代に伴って、特別対応をしたお客様の情報が発信されてしまい困っています。抑止するためのアドバイスをいただけないでしょうか?A.もうすでにご契約済みのお客様に対しては、「覚書」や「契約内容の変更」にご署名いただき、 今後、ご契約するお客様に対しては、契約書やご利用規約に予め明記しておき、 ご署名をいただく方法が良いかと思います。 具体的な文言等の案文については、ブライダル業界の実情や、事業者様に...