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Q. キャンセル料の発生について、規約では「挙式披露宴費用の見積額×〇%」と記載しています。ところが、お客様がキャンセルを伝えに来られた際に、「見積額を最低限の額まで減額してから、その金額に率をかければよいのでは」と主張されました。契約上、応じなければならない話なのかと思いましたが、何か対処法があれば教えてください。
A. この件はBRIGHTにもご相談を一定数いただくもので、いわゆる「キャンセル料を減らすための言いがかり」ともいえる事案です。 規約の文言だけを形式的に見れば、「見積額を減らしてから解約すれば解約料も減るのでは」という考え方も一見成り立ちます。ただし、それを防ぐためにわ...
9月22日


Q.施行前のお客様が、SNSに当社に対し細かなクレームを投稿していて結婚式までサポートできるか心配なので「契約解除」をしたいと思っていますが可能ですか。
A. 法律上「解除権」は発生するのは、相手に契約違反があって、それにより契約の履行が困難になる、または契約の目的が果たせないような事情や、信頼関係が破綻したと認められるような事情が認められる場合 のみです。 今回のケースでいうと、現時点ではまだ結婚式の施行自体に問題がないの...
7月14日


Q. 5月に結婚式のお客様が8日前に破談でキャンセルになりました。その後、規定通りに請求書を提示し、支払期日までに支払う意思もありました。しかし、入金が確認されず、スタッフより連絡をしたところ、新郎側と新婦側で「支払い割合の決着がつかない」とのことでした。その後、支払いを促しておりますが、一向に進みません。この後の対応についてアドバイスをいただけますか。
A. 新郎新婦様のご都合での解約ですから、所定のキャンセル料全額を支払ってもらうのは当然ですし「破談にどちらの非が大きいか」の議論は、貴社には関係ありません。 また、貴社の規約に「この契約に関連するすべてのお支払いについて連帯してご負担をいただく」と明記してある場合は、貴社...
4月29日


Q.フリーランスのヘアメイクアーティストです。提携先の式場からヘアメイクをご依頼いただく場合、当方でヘアメイクの請求額を決めることとなっています。イレギュラーで「ヘアセットは無くメイクのみの依頼を受けた」場合には通常のヘアメイクの価格で請求してもいいのでしょうか?それともヘアセット分のみ引いた金額で請求するべきなのでしょうか?
A.そもそも会場さんとの間で「契約書」等は取り交わしていないのでしょうか? その中で規定があればその通りに請求すればよいですし、 そうでないとすると「結果的に提供していないヘアセットの金額を請求 するのはおかしい」と言われても、一理あるかなという印象です。...
2月8日


Q. 当ドレスショップでは、店頭にてお客様にドレスを試着しご契約いただいています。規約にクーリングオフの規定はないのですが、契約後に「クーリングオフを申出る!」「キャンセル料なく解除できるはずだ!」とお客様からお申出がありました。クーリングオフが適用されるのでしょうか?
A. クーリングオフとは、特定商取引法上で特別に規定された「訪問販売」「電話勧誘販売」、 宅建業法で規定された「不動産の売買」など一部の取引だけを対象に、一般消費者を保護 する目的で設置が義務付けられているものです。...
1月13日


Q.例えば、自然災害等により結婚式の開催ができなくなった場合、申込時の申込金や、開催直前にお預かり済みの前金は、一度すべて返金してから、請求が必要な内容を請求すべきでしょうか?それとも、いただいている前金から請求分を差し引き、残金を返金する形をとっても差し支えないでしょうか。
A.「支払い方」については相殺型であっても問題ないと考えます。 「結果として」それぞれの負担が法律の通りになっていれば 「その方法が」問題になることは考えにくいです。 なお、これらの法律のルールは契約上別のルールがあれば そちらが優先適用されるもの(任意規定)なので、...
2024年12月12日


Q. 同じ日程で「利用する会場(バンケット)のみを変更する」ご希望がある場合は、日程変更ではないものの、同じぐらい手間がかかるため日程変更料と同等の料金をいただきたいと考えています。なお、率直に言ってより売上の大きくなる「大きな会場への変更」は大歓迎なので、その場合は変更料がかからず、「小さな会場への変更」のケースのみ変更料が発生するとルール化するのは問題ないでしょうか?
A. 原則としてどのようなルールにするかは事業者側に裁量がありますが、そこに合理性がないと「一方的に消費者を害する規定だ」等と、消費者契約法違反を理由とした指摘が消費者団体からなされるリスクが生じます。 その観点からすると、そもそもキャンセル料や日程変更料の本質は「機会損失...
2024年11月12日
BRIGHT NEWS vol.143 【超速報!】「フリーランス保護法」への備えを開始してください。
TOPICS (1)「フリーランス保護法」の詳細が発表されました (2)ついに違反事例が!「ステマ広告」で初の行政処分 (1)「フリーランス保護法」の詳細が発表されました ブライダル業界内の取引が大きく変わる時が、目の前に迫ってきました。...
2024年6月10日
BRIGHT NEWS vol.142 「個室での契約」を理由に取消可能?『改正消費者契約法』にご注意を。
TOPICS よかれと思って「個室で契約」したらそれを理由に取消し可能? このメルマガでも何度も解説してきましたが、「消費者契約法」という私たちブライダル事業者にとってはやっかいな法律が存在します。 この法律は、まるで新郎新婦等の消費者を一律に「守ってあげなければならないか...
2024年6月4日


Q.規約上のキャンセルチャージの設定の仕方について教えてください。現状は、『実施予定日前日10時〜当日:お見積金額100%』となっております。こちらは、消費者契約法など法的な問題はないでしょうか。
A.消費者契約法には「これだったら大丈夫」という明確な根拠が示されているわけではないので、 各事業者として「合理的な理由」があるか否かを判断するしかございません。 ご質問の基準だと「前日10時に解約と言われた場合」と「当日言われた場合」とで「損害が一緒だ」という...
2024年5月20日


Q.契約締結の勧誘をすることを告げずに「個室等」で締結した契約は、新郎新婦側から取り消すことができるというのは本当でしょうか。防御策はありますか?
A.2023年6月1日から施行された改正消費者契約法第4条3項3号にこんな規定があって、「個室等で契約を締結した場合にこの条項を根拠に契約の取り消しを主張されかねないのでは?」と懸念されています。 具体的にはこのように書かれています。...
2024年4月12日


Q.SNSや口コミサイトに顧客が書き込んだクレーム投稿でキャンセルが多発してしまいました。会社から損害賠償請求は可能なのでしょうか?
A.その投稿で実際に損害を被ったことが証明できるなら損害賠償請求の余地はあります。 ただし、その前提で投稿自体が「不法な行為」として認められることが必要となります。憲法上で「表現の自由」は広く認められているからです。 したがって極端な投稿でない限り「表現の自由」との兼ね合い...
2023年12月5日


Q.婚礼規約のキャンセル料について質問です。BIAのモデル約款における解約料が「見積額の45%」の部分を当社では「100%」にする予定です。「100%」にすることでの問題点などありますか?
Q.婚礼規約のキャンセル料について質問です。 BIAのモデル約款における解約料が「見積額の45%」の部分を当社では「100%」にする予定です。 あくまでもモデル約款のため、事業者ごとに設定して良いと思いますが、 「100%」にすることでの問題点などありましたら、ご教示いただ...
2023年10月9日


夏のブライダル法務セミナー2023(2023/9/12開催)
セミナー動画はこちらのリンクよりご覧ください。 https://vimeo.com/861940244/15d6bf9874 セミナー資料はこちらのリンクよりご覧ください。 ■講義レジュメ https://www.bright-law.co.jp/download/2023...
2023年9月12日


Q.【キャンセル料】キャンセル料には、消費税を課税してもよいのでしょうか?
A.消費税とは「提供された(=消費された)商品やサービスの対価」に対して 発生するものです。 これに対してキャンセル料は「提供された(=消費された)商品やサービスの対価」 ではなく「キャンセルによって事業者に生じた損害を担保するもの」です。...
2023年9月12日


Q.【連絡が取れない】日程を延期をした後で、新たな日程が決まっていない状態で、お客様と連絡がとれないため大変困っています。勝手に解約できるものでしょうか?
A.新郎新婦との契約の内容や延期時の取り決めの内容は事業者ごとにバラバラなので、 ここでは「延期後の対応方法について細かく決めていなかった場合」を前提に解説します。 (個別の事情がある場合は、BRIGHTまで遠慮なくご相談ください。)...
2023年9月4日


Q.【キャンセル料の水準】フォトウェディングのキャンセル料は一般的にどのような水準でしょうか?
A.フォトウェディングにおけるキャンセル料の水準について 業界団体等による基準が示されている例は存じ上げません。 法律上は消費者契約法上の規制に配慮する必要が生じまして、 「平均的な損害の額」より低い設定にする必要がありますし、...
2023年8月24日


Q.【前日に新郎がコロナ感染】結婚式前日に新郎様よりコロナに感染したとご連絡を頂きました。当社は、開催と延期、どちらに比重をおいてお話を進めるべきでしょうか。延期をお勧めしても問題ないですか?
A.法律論でいうと、そもそも貴社は契約している以上、 「約束通りの日時・内容で結婚式サービスを提供する義務」を負っており、 一方的に中止したり延期したりすることは原則として契約違反となります。 例外的に契約違反とならないのは「中止や延期をする正当な理由があるとき」です。...
2023年8月21日


Q.【レンタル衣裳クーリングオフ】ドレスショップによって「クーリングオフ」があったり無かったりするため、お客様から「御社の場合はなぜクーリングオフがないのか?」と聞かれました。どうご返答すべき?
まずは、クーリングオフについて概略をご説明します。 クーリングオフとは、消費者が事業者との間で一旦契約をした後であっても一定の期間内であれば無条件で(ノーペナルティで)解除できるとする制度で、「訪問販売」や「電話勧誘販売」など一部の取引形態において特定商取引法で規定されてい...
2023年6月8日


「コロナ延期後に音信不通」の新郎新婦等との契約はどうやって終了させるのか?(「動画解説」のご案内があります。詳しく知りたい方は是非ご活用ください。)
去る5月8日より新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」に引き下げられ、世の中では「脱コロナ」の動きが広がってきていますが、ブライダル業界において未だに重く横たわっている課題が、 コロナ禍を理由に「婚礼を延期」したが、...
2023年5月19日
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